カギの歴史と進化

現代の鍵

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19世紀にアメリカで誕生したシリンダー錠は、現在の鍵の源流となり、その構造、機構は多くの鍵で見ることができます。
シリンダー錠は、さらにディスクシリンダー、ピンシリンダー、ディンプルシリンダー、マグネチックシリンダー、ロータリーシリンダーなどに原理を基準の一つとして分類されます。

ディスクシリンダーは安価ということもあり、多くの住宅で使用されることになりました。
しかし、縦型の鍵穴は2000年代に有名になったピッキングという不正解錠の餌食となり、その単純構造が問題視されました。そのため現在ではメーカーも製造を中止していることが多く、あまり見られることはありません。

ピンシリンダー錠は、防犯性が高いものと低いものがあります。
ピンシリンダーはピンの数がポイントです。鍵山が少ない(ギザギザが少ない)ものは、ピンが少なく、単純な構造となっていますので、ピッキングを防ぐことが難しいです。

ディンプルシリンダーは、従来のようなキーのブレード側面にギザギザとした鍵山は見られず、その代わりにブレード表面にくぼみ(ディンプル)が多数あります。

ピンシリンダー錠のしくみをより高度にしたもので、防犯性はより強固なものとなっています。